現状(2021/04/03)のPCの入力デバイス環境(Niz、Filco、Kensington)について

20210329 input device

はじめに

2021/04/03 現在の仕事でのPCの入力デバイスであるキーボードやマウスの環境について、自分の思いなどを含めてまとめようと思います。

現在の構成の説明の前に、今までの経緯なんかをちょっと書きます。

キーボードの遍歴

最初のPCはPC-9801。型とか全く覚えてないけど、当然ながら、そのときは普通についてたキーボード使ってた。で、1996年に電気通信大学に入学し、情報工学部だったけど最初の1年はPC持ってなかったっすねw で、大学2年のときに同じサークルのPC詳しい友人に相談して、秋葉原でパーツ買い漁って自作PCを組みました。まぁ、そのときもキーボードはまったく意識してなくて、106のものを使ってた。

同じく大学2年のときに、Microsoftのインターンをはじめたんですね。もう今は無いけど、当時は電気通信大学のキャンパスのほぼ隣ぐらいの位置に「マイクロソフト調布技術センター」ってのがあったんです。ま、インターンといっても、やっていたのは社内のPCのヘルプデスク。OSのインストールやドライバのインストールとかは死ぬほどやったw たまにサーバのラックマウントとか手伝ってたぐらい。

インターン自体は1年で終わり、Microsoftでバイトを続けられないか?と相談し、派遣会社経由で笹塚のNAビル(これももう今はないですね)で仕事を続けることになりました。1998年、仕事内容としてはWindows 98のリリースのマーケティングに関わるものでした。主に展示会等で実施するデモ環境の構築作業。そこから派生して、Exchage ServerとかSystems Mamagement Server(知ってる人はほぼいないと思う)とかの環境とかも作ってましたね。

Microsoft Natural Keyboard

話が随分それてしまいましたが、、、このMicrosoftでバイトしてたときに「Microsoft Natural Keyboard」をもらったですね。引っ越しとかで社内のゴミが集まる場所があったのですが、もう使ってないキーボードとかマウスとか、ワシにとっては宝の山だったのを覚えていますw で、Natural Keyboardを使うようになって以来、私が使うキーボードは全てUS配列になりました。

このキーボードはほんとに好きでずっと使っていたかったのですが、、変色して汚い感じになったタイミングで手放してしまいました。なんで、エルゴノミクスな感じのキーボードは、また使ってみたいですね。

Happy Hacking Keyboard Lite2

大学の授業である教授がHHKBについて語っていたのを聞いて興味を覚えて購入しました。静電容量無接点方式のものを買うほどの財力がなかったので、キースイッチがメンブレン方式のLite2でした。
コンパクトな感じは良かったのですが、ちょっと特殊なキー配置やファンクションキーが無かったのがストレスでしたねぇ。

Majestouch 2 青軸・フルサイズ・US ASCII

使っていた型がわからなくなってしまっているので、おそらく↑に近いものだったと思う。
このときはキースイッチがメカニカルのものを使いたくて購入しました。
キー荷重が重くて、音もめっちゃするやつでしたね。いやー、会社で使ってたけど、今思うとうるさかっただろうなぁ。。。

東プレ Realforce103U

当時からHHKBと並んでキーボードの最高峰と言われる東プレのRealforce。純粋に「いつか使ってみたい!」という憧れもあり購入に至ったキーボードです。上記のBlogの記事は2010年に書いたものなので、実に10年近く使っていたんですね。10年経っても今でも問題なく使えているので、安心して使える一品だと思います。

Realforceは相模原市のふるさと納税の返礼品にもなっているので、検討してみてもいいかもしれませんよ?

青軸のメカニカルからの移行だったので、最初はキー荷重が軽すぎてミスタイプが多く選択を誤ったかもしれないと後悔しましたが、、直ぐに慣れましたね。今ではキー荷重が35gのものを使っているので、Realforceの変荷重ですら重くて使えない体になってますw

で、何でこれを今は使ってないの?って話。

ずっとフルサイズのキーボードを使っていたし、テンキーも使うので何の迷いもなくフルサイズのものを選択したんですね。ま、その選択は間違っていなかったのですが、長いこと使っているうちにマウスの位置が遠いのが体に負担がかかるように感じるようになりました。
テンキーレスであればもう少しマウスを近づけることができるので、Realforceのテンキーレスに変えようかと何度も悩みました。値段が高いというのもあるんですが、Realforceのキーボードってデカいんですよね。数年前にモデルチェンジしたときにだいぶ小さくなったのですが、そのときにはもっと小さいものがないか?と思うようになっていました。

そんな中、目に止まったのが今使っているNizのキーボードです。

マウスの遍歴

Micorosft IntelliMouse Explorer

おそらく一番長いこと使っていたマウスなんじゃないか?と思います。あの手に収まる感じは最高でした。おそらくこのマウスも貰ったものを使ってた気がしますw この頃のMicrosoftの入力デバイスは、どれも良かったですねぇ。

今でも同じ形のマウスは売ってるんですね。
まぁ、今更こいつを買うのは当時を知ってる人ぐらいかな?とは思いますけど。

似た形状でRealforceが静電容量無接点方式のスイッチを搭載したマウスを出していたことをふと思い出しました。どうなんですかね?これ。

Logicool MARATHON MOUSE M705

今の最新モデルだと「M705M」ですね。コンパクトだけど丁度いいサイズなのにボタンはいっぱい、電池の持ちも抜群。ぶっちゃけ不満なかったですw でも、トラックボールが使いたくて、現在使っているマウスに変えた感じです。
尚、私が使っていたM705は、今でもカミさんが使ってます。

今現在(2021/04/03)

今までそれほど色んな種類を使ってきたわけではないけど、自分が現在到達した入力デバイスの環境は以下のとおりです。

キーボード:Niz 84

できる限りコンパクトなUS配列で、静電容量無接点方式のキースイッチということでNizの84キーのキーボードを選択しました。個人的に82キーのほうが良かったか?と思うところはあるのですが、当時Amazonでは82キーのものは扱ってなかったんですよね。

キー荷重は35gのものです。Realforceの変荷重よりも更に軽いので、正直最初は戸惑いました。しかし、慣れとは怖いもので、、今ではRealforceの変荷重は重すぎると感じるようになってしまいましたw
実際、35gだとミスタイプは増えました。で、それを少しでも防ぐためにAPC機能(Realforceで実装されている機能で、Nizでも同様の機能が実装されています)で、キーが反応する深さを一番深い設定にしています。

有線で使っていてBluetoothでは使ってません。
特に切り替えて使うという用途がないからです。

専用のアプリで全てのキー配置(fnキーも含めて)を変更することができます。このキー配置変換がすごいのは、キーボードに設定を書き込むことができるので、接続するPCやOSを切り替えても変換したキー配置で使えるという点です。
私の場合は、右側のfnキーで日本語と英語の切り替えのキーを割り当てているぐらいですが、やろうと思えばDvorak配列に変更することも可能です。

Nizのキーボードは以前はAmazonでも変えましたが、今だと扱ってないですね。
なので、AKEEYO公式オンラインストアから購入するのがいいかもしれません。
安く済ませようとしたら、NIZKEYBOARD – NIZ Storeのサイトから直がいいかもしれませんが、何か不具合等があったときのやり取りはちょっと面倒になる可能性があるので、その辺は判断してもらうといいかもしれません。

マウス:Kensington Expert Mouse

トラックボールといえばKensington、特にDTMの机の写真で必ずといっていいほど写っているExpert Mouseは使ってみたいと思っていたものでした。親指のトラックボールを使っていたので軽い気持ちでつかはじめたのですが、慣れるまでは時間かかりましたw その時の様子は下記の記事でご覧ください。

大玉のExpert Mouse、こいつの唯一の不満は「スクロールリングが重い」点ですね。もう少し軽くしてもらえれば、完璧だとは正直思います。しかし、それ以外は言うことは特にないです。
慣れるまでは多少時間がかかりますが慣れるとほんと快適で体への負担も通常のマウスよりも軽減されるので、トラックボールいくならExpert Mouseにいくことをオススメします。

テンキー:Majestouch TenKeyPad 2 Professional

キーボードが84キーになり、テンキーが無くなりました。
が、お金の計算とかで数字を入力するときにテンキーがあると便利なのも確か。
そこで考えたのが、テンキーを左手で使うという今の構成にたどりつきました。

右手に比べたら打ちづらいのはありますが、左手でも普通に扱えるようにはなりました。
やっぱりあると便利です。

使っているのはFILCOのメカニカルのキースイッチのもので、赤軸の静音タイプのピンク軸のもの。キー荷重が45gとNizのキーボードより10g重いのが、やっぱり重いと感じています。特に左手なので尚更重く感じます。
あと、赤軸がそうなのか?なんというか、キータッチが「フニャ」って感じが、静電容量無接点方式の「スコっ」って感じと比べるとどうしても好きになれない。

で、テンキーについてもNizのNIZ 21 Keys Whiteに変えようかは悩んでます。

キー荷重的にメカニカルのキースイッチだと赤軸が選択肢に入ってくるのですが、どうも好みではなさそうなのでメカニカルのキースイッチのキーボードには行こう!という気は無くなってしまっていたりします。

パームレスト:ウッドパームレストL

Realforceのときから使っているFILCOの木製のパームレストです。最近は新しくなって北海道天然木使用ってやつになっているようです。
Nizのキーボードだけだと長過ぎたかもしれませんが、テンキーも一緒に使っているのでちょうどいいです。パームレストは木製のやつがいいと個人的に思います。自宅でキーボード使うように低反発のパームレストを使っていたこともあるのですが、いやー断然木製のほうが良いですね。ほんとこれはオススメです。

サイズも3種類、左右分離するタイプなどもあるので用途によって選択するといいと思います。

まとめ

今の環境は個人的にかなり満足度も高く、ある意味一つの到達点に達したと感じています。
が、しかし!もっとよくなるのであれば、改善していきたいと常に思っています。

キーボードについては、Ergodox Ezのようなセパレートタイプのものはやはり使ってみたいので、キースイッチを静電容量無接点方式のもので組めないか?は妄想中です。Nizが出してくれるといいんですが。

マウスについてはこれといって次に使ってみたいというものは今のところないですね。親指のトラックボールは持ち運び用には使っているけど、親指が疲れるのであまり好きじゃないので。トラックボールは手のひらで使う大玉のがやっぱりいいですね。そもそも通常のマウスに戻るつもりは今のところ無いです。

あ、AppleのMagic Trackpad 2がWindowsでMacと同じレベルで使えたら、ちょっと考えるかもですね。ま、ここはあまり期待してないところかな。

キーボードやマウスは、今現在仕事をする上でおそらく最も手にする道具だと思います。なので、ココに投資するのは非常に理にかなっていると私は思います。
「数万するキーボードなんて、意味わからん」と言うかたもいらっしゃると思います。私のチームのメンバーの1人がまさにそんな感じでしたが、あるとき気がついたらRealforceを購入してたんですねw そしたら、私が言っていた意味が使ってみてわかりましたと言ってました。

ハッキリ言って、中途半端なものを買うよりは一気にいいものを購入したほうが、後から迷うことはすくなくなると思います。流石に10万とかしたら躊躇しますけど、3万ぐらいで最高レベルのものは購入可能です。マウスだと1万前後ですかね。使ってみたいというものがあり、金額で躊躇しているのであれば、絶対買ったほうがいいと個人的には思います。それを最低でも3年使うとしたら、1日あたりの額はたかがしれています。その分、生産性の向上したり、その道具を使うことによって上がるモチベーションの上がることのメリットは大きいです。

なので、みなさんも仕事の道具を見直してみてはいかがでしょうか?

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