【試行錯誤中】Zoomの会議を利用した飲み会でMacBook ProでDJ配信する方法(Mac用アプリ「Loopback」利用)

Zoom飲み、まだしたことないんですが、DJする機会があるかも?しれないので調べた内容をまとめておきます。外部ミキサーがあれば別にやりようはあると思うのですが、ミキサーを置く場所がないのでアプリで何とかしてみようという話です。

尚、とりあえず出来たっぽいけど、本件はまだ試行錯誤中です。自分のPCとiPhoneで試してみただけなので、実際にやったら課題が出る可能性ある点はご了承ください。

2020/05/09 更新

Zoomでサウンドを共有する機能があることを知りました。

ためしてみたのですが、音質的にはやっぱりイケてないですね。
低音がスカスカになります。

当初の構成:Soundflower & LadioCast

最初はSleepfreaksで紹介されていた、SoundflowerとLadioCastを利用して実現しようとしていました。詳細な設定等は下記のSleepfreaksさんの動画にまとめられてます。

で、やってたんですけど、しばらくするとノイズが出る問題があり使えないなーって感じでした。SoundflowerもLadiocastも2年近く更新されていないので、早々にこの構成は諦めました。

Mac用アプリ「Loopback」の導入

どうするかググって見つけたのがRogue AmoebaのLoopbackというアプリ。

えぇ、無償ではないです。税込みで109ドル(2020/04/30現在)といい値段します。
どうしようか悩んでいると「15%OFF」の文字が目にとまる。

購入する際にクーポンコード「SOCIALDISTANCING」を入力すると、15%OFFでまだ買えました(2020/04/30現在)。えぇ、買っちゃいました。

実現したいこと

まず、今回実現したいことを整理します。

  • Zoomの会議等でDJの配信をしたい
  • DJの配信時にはDJの音だけでなく、自分の声も一緒に出力させたい
  • みんなにはDJのMaster Outを聴いてもらうとして、自分のヘッドホンにはMonitor Outを聴けるようにしたい
    • 当然ですが、DJのモニタをスピーカーでやるとマイクで音を拾ってしまうため、スピーカーはオフにしないといけません。指向性のあるマイクだとなんとかなったりすのか?は知らない。

ざっとこんな感じでしょうか。

機材はありもので何とかします。手元にマイクはないのでUSBのLogicoolのヘッドセット「H340」を利用し、カメラはMacBook Proの内蔵のカメラ。本当はiPhone 11 ProをWebカメラ代わりに使いたいけど、Macだと良さげなアプリを見つけられていません。

Traktor、Zoom、Loopbackの設定

DJ用のアプリはNative InstrumentsのTraktor Pro 3を使います。

全体構成としては↓な感じです。

全体構成

  • TRAKTORのMaster OutとヘッドセットのマイクのInput(自分の声)をLoopbackで1つのチャネルにまとめて、Audio I/Fを介してZoomのInputであるMicrophoneに入力。これでTraktorの出音と自分の声が一緒になって出ていくことになります。
  • TRAKTORのMonitor Outは別のチャネルにわけて、ヘッドセットから出力するようにルーティングしてます。加えて、Zoomアプリからの音であるSpeakerにもヘッドセットのスピーカーを指定することで、ヘッドセットで会議の音とTRAKTORのMonitor Outを一緒に聞くことができます。
  • 以上でヘッドセットで必要な音がまとめて聴くことができて、しゃべることもできるという状態になります。

今回はTRAKTORで音を出す前提となっていますが、iTunesやSpotifyの音をまとめて出力することも可能です。

以下、各アプリの設定についてです。

Loopbackの設定

全体構成の形で接続設定をします。
(画像をクリックすれば大きな画像で確認できます)

LoopbackSettings

Deviceは複数登録できるので、用途によって異なるDeviceを登録しておけるのは便利ですね。

TRAKTORの設定

続いてTRAKTORの設定です。

1.Audio SetupのAudio DeviceにLoopbackで作成したDeviceを選択

TraktorSettings01

2.Output RoutingでOutput MonitorとOutput MasterでLoopbackで設定したOutput Channelを割り当て

LoopbackではChannelは「1」からカウントされているのですが、TRAKTORから見ると「0」からはじまっているので、気をつけてください。

TraktorSettings02

Zoomの設定

最後がZoomの設定です。Speakerにはヘッドセット、MicrophoneにはAudio I/Fを選択します。

ZoomSettings

尚、Zoomの設定だとLoopbackのDeviceを指定する際に、チャネル単位で指定できませんでした。チャネル指定しないで接続した場合、すべてのチャネルに接続される動きになるようです。

気になる点

試しにPCとiPhoneの間でZoom会議で接続して確認してみたところ、以下の点が気になりました。実際に運用してみて、何かわかったら更新しようと思います。

  • TRAKTORの出力の音が、配信された側で不安定。。。しゃべると音量が下がる??
    • 使っているヘッドセットのNoise Cancellingの機能が悪さしてる??なんか書いててそんな気がしてきた。かといってマイク持ってないんだよなぁ。。
  • TRAKTORのコントローラにはZ1を使ってますが、CUE VolumeのツマミでMonitorの音量が変わらず

参考情報

コメント

Wordpress Social Share Plugin powered by Ultimatelysocial