Bitwig上でMaschine2をプラグインで使用する場合の設定について

BitwigでMaschine2をプラグインとして利用する際の設定については、下記の動画のおかげで無事にできました。で、この設定がいつまでたっても覚えられないんですよ。なので、主に自分のために文字と画像で書き起こそうと思ってまとめたのがコチラですw 尚、確認した際のBitwigのバージョンは「1.3.14」です。


1. 設定手順

  1. Bitwig上にMaschine2のDeviceを追加
  2. Maschine2を立ち上げて、Drum Kitでここでは”808 Kit”を設定
    01

  3. Maschine2上のプロジェクトの”808 Kit”を右クリックして、[Group MIDI Batch Setup]-[Sounds to MIDI Notes]を選択します(デフォルトでは「Sounds to MIDI Channels」が選択されているはず)
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  4. 全ての音をShiftキーを押しながら、全選択
    03

  5. SOUNDのInputの[MIDI]タブで、”Thru”をOffに変更(デフォルトではOn)
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  6. SOUNDのOutputの[MIDI]タブで、”Dest.”で”Host”を変更(デフォルトでは”None”)。ここではChannelは”1″のままですが、プロジェクトが複数ある場合はそれぞれ別のChannelを設定してください。
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  7. GROUPのInputの[MIDI]タブで、下記のように設定します。

    • Active:Onに変更
    • Channel:”1″に変更…ここのチャネルは6.の設定にあわせてください。
    • Root Note:”C3″に変更…これをちゃんと設定しないと、BitwigからのNoteを受けたときに全てのPadの音が同時に鳴ったりしちゃいます。

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  8. Bitwig側に戻って、”Instrument Track”を追加します。
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  9. 追加したInstrument TrackのInputとOutputを設定します。

    • Input:[TRACKS]-[Maschine 2]-[Maschine 2]
    • Output:[NOTES TO TRACKS]-[Plug-ins]-[Maschine 2]-[Maschine 2]

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  10. OutputのChannelは6.や7.での設定にあわせて「1」になっていることを確認します。
    10

以上で設定は完了です。追加したInstrument Track上にMaschineのPadで入力したMIDIを録音できるようになります。

2. Maschineの音をパラアウト

動画では各プロジェクト単位で、Bitwigにパラアウトする方法を紹介しています。
自分がやりたかったのは、上記の設定で追加した1つのプロジェクトの中で、例えばKickにだけBitwig上でエフェクトをかけたいときにどうすればいいんだ?って話。

2.1. 変更前の設定を確認

まずは、変更前のデフォルトの状態でどうなっているか確認してみました。

  • GROUPのOutputは「Master」
    Para 01

  • SOUNDのOutputは「Group」
    Para 02

つまり、各音の出力がGroupにルーティングされていて、Groupの出力がMasterアウトで1本でBitwigに出力されています。なので、各音の出力を別々にルーティングし直してあげます。

2.2. 設定手順

  1. Maschine2のGROUPのOutputの[Audio]タブで、Dest.を”None”に変更します。
    Para 03

  2. 続いて、1. 設定手順の4.で全選択した状態を解除して、1に割り当てられている”Kick 808 1″のみを選択した状態にして、SOUNDのOutputの[Audio]タブで、Dest.を”Ext. 1″に変更します。この要領で残りの2〜16をExt.2〜16に割り当てるように変更します。
    Para 04
    Para 05

  3. Bitwig側で下記の部分のボタンをクリックします。
    Para 06

  4. 続いて、表示される”Add Missing Chains”ボタンをクリックします。
    Para 07

  5. すると下記のように表示されるます。
    Para 08

  6. 更にMIXモード上で各音単位で、下記の部分のボタンをクリックすることで表示できるようになります。
    Para 09

  7. 後は、各音に対してエフェクタを挿してあげればOK

    Para 10

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