仕事がら理論武装をするためにドキュメントを読んで、知識を得る必要が多々あります。考えるということも必要ですが、考えるためにはある程度の知識が必要です。つまり、「覚える」という処理が発生します。
今日の帰り道、「覚えることがいっぱいあってつらいなぁ」とか思ってました。そのときふと、脳というデバイスの記憶域に情報を書き込むためのIO処理の効率がもっとよくなんないものかと考えました。つまりは、ハードディスク(HDD)を頭に積めばいいと。その昔、北野武とキアヌ・リーブスが共演したJMの映画がまさにそれだったような気がします。しかし、単純にそういうことができれば世話はないのですが、既存の技術ではまだ実現はしません。
じゃぁ、何故効率が悪いのか?つまり、「忘れる」という処理が発生してしまうからです。よくメディアで記憶の曲線なんかが取り上げられるように、1週間もすればほとんど忘れてしまうのです。確かに、この「忘れる」という処理がなければ、脳の記憶領域はすぐにパンクしてしまうでしょう。そう考えると、我々の頭の中にある、この脳ってやつにはどれぐらいの情報量を溜め込むことができるのでしょうかねぇ?
そこで早速、ググってみた。検索キーワードはコチラ→「脳 情報量 記憶」。で、その中であったのが、コレ。(やるなぁ、発掘!あるある大事典。でも、こんな特集をやったのも、見た人は忘れてしまうのかと思うと、ちょっと滑稽だったりする・笑)なんと!10,000,000,000,000,000bit だそうです(新聞、200万年分って言われても、ワシにはわかんねーよ)。コレじゃわからないので、みなさんの馴染みのある単位に直してみると、1250TB(ちなみにTeraは、Gigaの1000倍。つーか、計算あってる?・汗)。うーん、微妙ぉ。。。現在のシステムで大規模なデータベースであれば、数十TBクラスのものはあります。
では、この脳に入る情報にはどういうものがあるか?文字といったテキストデータもあれば、音声、映像といったバイナリデータ、はたまた匂い、味、五感で感じ取れるものが入るということになるのでしょうかねぇ。そう考えると、1250TBというのは少ないのではないか?とワシは思ってしまうのですが、どうでしょう?ワシの今の年齢が27なので、それまで生きてきた映像と音声データをとてつもないクオリティで記憶しようとしたら・・・全然足りないでしょ。きっと。なので、忘れるという処理はやっぱり必要なんでしょうかねぇ。
この記憶から情報を引き出すとき、データベースでいうインデックスみたいなものもあると思います。最近、友達と電話でパーティの思い出話をしていたときのこと。「去年行ったパーティで良かったのは何?」みたいな話しになったとき、あなたならどうやってそれを思いだしますか?それは例えば、場所だったり、パーティ名だったり、楽しかったという感覚だったり、様々だと思います。それから、それに付随する残っている詳細なデータを引き出そうとすると思います。(ちなみに、去年ワシの中でのベストパーティは、日本ランドで行われたPsychedelic Engineのパーティです。その前の年だと、中津川のDazeMazeですかね・笑)データベースのインデックスを考えて実装した人が、こういうことに気がついたのか?どうかは知りませんが、そうだとしたらスゴイと思います。
つまり人間は、人間を模したものをあの手この手で実現しようとしているとも言えます。ロボットなんかは、とてもわかりやすい例ですね。今回は、「記憶」に関することですけども。ワシは別に脳科学なんてものについては、何も知りません。ただ、パソコンの前で自分の知ってる範囲で書いてるので、嘘が書いてあっても知らん。
コメント